Perfumeとの出会い
先日、「P.T.A.サミット」への参加権を賭けた「P.T.A.検定」なる企画が行われました。
わからない問題もいくつかあって、恐らく自分はサミットへの参加権は得られないでしょうが、自分の知らなかったPerfumeを知る良いきっかけになりました。記念yearにふさわしい有意義で楽しいイベントだったと思います。
そんな検定への準備として自分は模試を作成しました。
8月8日〜10日にかけて行われる「P.T.A.検定試験」に向けて、“模試”を作成してみました!悪問奇問揃いですが、全20問で全て選択方式となっているので是非挑戦してみてください!http://t.co/Dh2Ekb0ESN (PDF形式のファイルになります) #prfm
— ぃっせー (@1s_htc) August 3, 2015
どんな問題が出るのか見当もつかなかったので、問題の作成者側になって考えてみようというアイディアだったのですが、個人的にもなかなか良かったのではと思います。作成するという目的を作ることで、一つインタビュー記事を読み返すにしても漠然と読むよりはずっと効果があったと思います。これは今回の検定に限らずテストと名のつくものでは有効ですよね。問題を作り始めて3日後に体調を崩し入院という不運があったため、中途半端で問題数も20問と少なくなってしましましたが、実際にこの中から全く同じ問題が出たらしく、やってよかったなと思いました。次こういう機会があればもっとしっかり作りたいですね。
問題を作るにあたって、過去のPerfumeの情報を漁るわけですが、やはり色々とこみあげてくるわけです。
特に自分がPerfumeを好きになって追い始めた時期のものを漁っているときは当時の自分の心情を思い出されて懐かしい気持ちになりました。自分は2008年頃からの新参なので、古参の方はもっとくるものがあるのでしょう。
Perfumeに限らず、何かを好きになったときの最初のインパクトは忘れられないものですね。一生自分の中に残るはずです。当時のことを色々と思い出し、Perfumeとの出会いを記録したいなと思いました。初ライブまでは書きたいです。もちろん世界中の人が読む可能性があるとは自覚していますが、特定の誰かに向けての発信ではなくあくまで備忘録とさせてください。長くなりすぎないようなるべく簡潔に…。
Perfumeの名前を知ったのは2007年秋でした。多くの人と同じように、自分も例外ではなく、『NHK 環境リサイクル・キャンペーンソング』として採用されたポリリズムでその名前を知りました。
すごく話題になりましたよね。と言ってもこの時点で熱中するというわけでもなく、本当に「Perfume」という名前を知るという程度でした。「Perfume」どころか「パヒューム」程度だったかもしれません。ポリリズムというよりはCMの印象が強く残っていますね。やたらと耳に残るメロディの曲で3人組のアイドルと全身が葉っぱ(?)とゴミ箱(?)をイメージしたダンサーが踊っている。Perfumeでもなく、ポリリズムでもなく、ダンサーにシュールさを感じ、変わったCMだなという感じた記憶があります。
「この時点でもっと深く知っておけば」と数知れず後悔を重ねることになるとは、想像もつきませんでした。当時は中学2年生でしたし、自分はこういった分野(当時はアイドルと捉えていた)とは全く関わりのなく、興味もなかったので仕方ないっちゃ仕方ないのですが。それでも自分も「ポリ新参」にはなりたかったですね。
2008年4月16日、Perfumeはアルバム「GAME」をリリースします。
この間にPerfumeはファンクラブであり、後に自分も加入することになる「P.T.A.」が発足されたりと、一気にその人気が加速していきました。当時の自分はそんなことは知る由もなかったわけですが…。
このアルバム「GAME」が1位を取ったことで再びPerfumeの名前を聞くことになりました。記憶が曖昧で思い出せないのですが、同時期にラジオかテレビか何かでチョコレイト・ディスコを初めて聴きました。「ぶっとんでるな」と感じたのを強く覚えています。やはりサビは印象的で、「チョコレイトディスコ」でググりました。
そんなことが重なり興味を持ったため、TSUTAYAさんでGAMEを借りました。2003年12月14日にPerfumeがインストアライブをしたあのTSUTAYAさんですね。5月の半ばだったと思います。
そしてアルバム「GAME」を初めて聴くことになります。
ありきたりな言葉で表現すると「衝撃を受けた」。アルバム1枚を最初から最後まで「聴く」という作業に没頭したのはこれが人生で初めてでした。音楽は周りの中学生並に、当時のヒット曲を中心に聴いていましたが、初めての体験でした。
ここで自分がGAMEのレビューをしても意味はないですが、聴いているととても心地よく、もっと聴いていたい、ずっと聴いていたいと感じさせられました。最近知った言葉で表現すると「多幸感」。まさにそんな感じでした。ちなみに当時一番好きだったのは「plastic smile」。この年の何かの番組でオリラジのあっちゃんがGAMEの中からplastic smileをかけていてシンパシーを感じましたね。
さらに同時期、中間テストの期間だったので5月後半から6月半ばの金曜日だったと思います。当時Perfumeがレギュラー出演していて、日テレで放送されていた「HAPPY!」をたまたま見ました。
なぜか内容の記憶がほとんどないのですが、多分この回だったと思います。
「え?これがPerfumeなの?」と思いました。楽曲からは感じない3人のキャラクター、そのギャップに惹きつけられてしまったのは至極当然のことでしょう。だってかわいいんだもの。好きになりました。恋ですね。
それから毎週のように「HAPPY!」はチェックするようになり、Perfumeのこともますます気になっていきました。
しかし、この時点でもライブに行こうという発想は全くありませんでした。やはり自分はそういう場には縁のない人間だという思い込みが強かったのでしょう。今思うと本当にくだらないですね。さっさとP.T.A.に入れば良かったものを。本当にもったいなかったと思います。今でも後悔しています。
そんなPerfumeは7月9日に「love the world」をリリースしました。ご存知の通り、オリコンシングルチャートで初めて1位を獲得した曲でCMにも使われました。
確かにシャープですね。
このあたりからMステなどのPerfume出演回もチェックするようになりました。
9月に「HAPPY!」が終わってしまい10月から「Perfumeの気になる子ちゃん」がスタートするわけですが、気になる子ちゃんは高校受験を控えていた当時は時間帯的(土曜の夕方)に見るのが難しく、リアルタイムで見れたの2,3回程度でした。
この頃からP.T.A.に入ることを考えるわけですが、タイミング的に区切りが良い中学卒業高校入学のタイミングにしようと自分の中で決めました。馬鹿です。入ろうと思った時点で入るべきでしたね…。この時期にはYouTubeやニコニコ動画などで過去の楽曲も聴くようになっていました。2chの本スレを初めて覗いたのもこの時期だったと思います。あの有名な道夏大陸もこの時期に見ましたね。ますますPerfumeとP.T.A.への思いを強くさせてくれました。
しかし、ライブは行く気はせず(現実的でなかった)、11月の「BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!」もスルー。まあでも行きたくても中学生の財力じゃ厳しかったでしょう。武道館遠いし。地方民だし。当時の自分にはあのコンピューターシティの演出は早かった気がします(?)
もちろんこの時期もPerfumeが出演しているテレビ番組は欠かさずチェックしているわけですが、特に印象に残っているものがあります。
この年のクリスマスにオンタマスペシャルがあって、この回はやたらと印象に残っています。めちゃくちゃおもしろかった。カサブランカ!
なんでオンタマ終わってしまったんでしょうね。Perfumeの良さが出てすごく良い番組だったのに。
年が明けて2009年。この年の正月はPerfumeをテレビで見かけることが多かった気がします。
「チェルシーホテルへようこそ」や「LOVE@PARTY」みたいにPerfumeに演技をさせたりコントをさせたりする番組が多かったですね。事務所もどう売っていくか模索していたのでしょう。アミューズは多くの有名な女優さんを排出していますし、その辺のノウハウは持ち合わせていたはず。残念ながら(?)当時のこういった番組は今はすごく貴重なものになっていますが。でも事務所が安売りをしなかったおかげで今のPerfumeがあるのかなとも思います。
LOVE@PARTYは色々有名(特にかしゆかのあれやそれ)で当時はまだファンでなかった方も見たことはあると思いますが、チェルシーホテルは見たことない方もいるのではないでしょうか。なかなか完成度が高く今でも時々見たくなります。のっちの演技はひどいですが(笑)
全ては楽しむことから始まるんです。
ちなみに模試を作る際に「チェルシーホテルへようこそでPerfumeが登場するのは何号室か」という問題を入れようと思ったのですが、さすがに悪問かなと思いやめました。答えは211号室です。実際に検定受け終わった後だと、こういう問題ももっと採り入れてもよかったのかなと思います。
この番組では「シークレットシークレット」を披露しますが、演出が好きです。見てもらえばわかりますが、歌番組ではこういう繋ぎ方はまず見れないですし非常に珍しいと思います。かっこいい。素のPerfumeが次の場面ではキレキレのダンスを披露している。ライブにも通じるところがありますね。この頃から「いつかライブに行きたい」程度の願望は思っていたからこそ心に残っているのかもしれません。
ちなみに僕は小池徹平と身長体重がほぼ一緒です。最近身長を追い抜かしていたことが発覚しましたが、どうしてこうも違うんだろう…。
1月というと受験勉強も佳境という時期でしたが、この頃は問題を解きながら脳内では「彼氏募集中」が流れているみたいな現象が起こるくらいPerfumeにどっぷり嵌っていました。この頃には周囲の人間に「Perfumeやばい」と漏らすようになっていましたね。そのせいか、中学の卒業アルバムには「パフューム」や「パヒューム」の文字がいくつか見られます。
そういえば卒業式の日に仲の良かった女子2人と「Perfumeです」のポーズで写真撮ったのに送られてきてないなあ…。
無事行きたかった高校にも合格し、いよいよP.T.A.に入会することとなります。2月3月はバタバタしていて結局入会したのは4月でした。2月に入っていればP.T.A.DVD Vol.1が貰えたのに…。2009年4月(日付は失念)入会で会員番号はP011XXX。この時点で10000人以上の会員がいたんですね。
P.T.A.、入って良かったです。MOVIEもブログも何回も見ました。この年の8月に暑中見舞いがP.T.A.から届くわけですが、それが本当に嬉しかったのをよく覚えています。自分がP.T.A.会員だということを実感しました。ちなみに自分が受験したP.T.A.検定の回ではこの暑中見舞いから問題が出されました。簡単に正解を選ぶことができました。
「ファンクラブ」という存在も無縁と思っていた自分が入会した、次はライブに行きたい、そう思うようになりました。5月に代々木第一体育館でディスコ!ディスコ!ディスコ!が行われるわけですが、とっくに会員先行チケットの応募期間は終わっていて諦めました。今考えると4月時点でもいくらでもチケットを手に入れる手段があったわけですが、無知でしたね。本当にもったいない。
そういうわけでディスコ!ディスコ!ディスコ!は断念したわけですが、次のワンマンは絶対に行こうと思っていました。すぐに⊿ツアーの発表があったのでそれを狙うことにしました。
⊿はかなり聴きこみました。⊿好きっス。。
関東で狙うとなると戸田市民文化会館か横浜アリーナ。戸田は部活の合宿と被っていたのでこれは無理。となると横浜アリーナを狙うわけですが、これは10月とツアーの最終地でした。一刻も早くPerfumeに会いたかったので10月14日の横浜アリーナと9月26日の名古屋・日本ガイシホールのチケットを取りました。
チケットが当選したときは嬉しかったですね。外れるんじゃないかと少しビビってました(笑)
残念ながら26日は直前に部活の試合が入り行けなくなってしまい初ライブはお預け(空席を作ってしまいました。反省しています)。
2週間前にチケットが届くわけですが、そのデザインがP.T.A.仕様で嬉しかったり、座席の位置とか予想したり、眺めたり。その日が待ち遠しくて仕方なかったですね。
そして、なんだかんだで迎えた10月14日、新横浜へ向かう車内、期待感、高揚感、緊張感、自分の語彙力では表現できないほどの様々な感情が込み上げていました。
会場に着くと当然ながらPerfumeファンが周りにたくさんいるわけで。初めて見る自分以外のPerfumeファンの姿に少しの不安、恐怖を抱いたのを覚えています。なぜ恐怖なのかはわかりませんが。とりあえずグッズをいくつか買ったのですが、何をしたらいいかわかりません。もちろん知り合いなんていませんし。この時点で既にTwitterのアカウントは持っていたのですが、今のような使い方もしていませんでした。本スレもセトリは知りたくないなあと思っていたため長いこと見ていなかったし、完全に情報不足でしたね。困ったときは周りに合わせるのが一番ということで開場待ちの列に並びました。今じゃ考えられないですね。最近は開演30分以上前に入ることがないですから。孤独からか、Perfumeに全然興味がない友達に「周りにPerfumeファンたくさんいて怖い!」という内容のメールをしたのを覚えています。迷惑ですね。多分返信はなかった。
入場して席につくと出島までそこそこ近い。中に入ったときの空気というか日常とは異なるあの感覚。異空間という表現が正しいのでしょうか。その空間を肌に感じ、それだけで鳥肌が立ちました。開演を待つまでに色々な感情が込み上げてきましたが、それを表現するだけの言葉が今は思いつきません。色々なことを考えた気がします。
開演直前、5分前、手拍子とともに会場内の空気が変わりました。手拍子の音が大きくなるのと同時に会場の一体感が増していくのを感じました。自分もその一部であるという感覚。すぐそこに本当にPerfumeがいるんだという事実。そして暗転
「Take off」をバックに舞台の幕にオープニングムービーが映し出され、カウントダウンが始まる。まだPerfumeは出てこない。0になった瞬間どこからか飛び出すのは予想できた。こんなに長いTake offは初めてだった。そしていよいよカウントダウンがゼロを読み上げた直後、幕の中央に3つの円い穴が突如開く。そこにいたのは他でもないPerfumeの3人だった。周りの大歓声。
『あ、Perfumeって本当にいるんだ』
初めて目の前にしたPerfumeを見てそう思いました。この日をきっかけに何回もライブに参戦する(http://ishtc.hatenablog.com/entry/2015/08/11/193825)わけですが、このときの感情は忘れたことがありません。恐らくこれからも。
「人生を変えた」という表現が決して大袈裟ではない、自分の中で衝撃的な体験をした1日でした。
以上が僕とPerfumeの出会いでした。短くまとめようと思ったのにそれなりの長さになってしまいました。どうせ細かく書くならもっと細かいとこまで書けばよかったなって感じです。
何がきっかけでどうなるかなんて誰にもわからないですよね。Perfumeを知った当時はまさかここまで夢中になるとは思いませんでした。他の人は何をきっかけにどうしてPerfumeを好きなったんだろう…。なんだかんだ他のファンの人たちと話していてもこの辺の話が一番盛り上がる気がします。あなたとPerfumeの出会い、よかったら教えてください。長々と書いてきて締め方がわからなくなってしまいましたので、自分の一番好きなスポットCM置いておきます!(?)
文才が欲しい…